しいはさん は 頭マグラピ

桜降る代に決闘を、異世界ギルドマスターズなどボードゲームをたしなむ人

心魂、晩夏の決闘祭ベスト4(ユリナA2/ヤツハAA)

 こんにちは、しいはです。

 晩夏の決闘祭にてベスト4の結果を残せたので情報を出す側に回ろうと思い、この記事を書きました。第1回目はその晩夏の決闘祭に持ち込んだ心魂について解説します。

1.心魂の主張

 始めに心魂を使う理由から説明します。

1-1.『阿吽』の最も強い使い方


 ユリナA2はユリナOから『月影落』が無くなり大きく切り札打点が下がりました。それにかわり、『阿吽』を得たことで切り札に頼らず大量のライフを奪う事が可能になります。つまり、ユリナOではなくユリナA2を使うと言うことは『阿吽』をいかに強くするかが重要になります。
 『阿吽』を最も有効に使う方法は、「展開したターンに攻撃して相手オーラを薄くし、間合4-5でターンを返す。」です。これの意味することは、展開時にオーラ受けさせて『阿吽』を1回起動し、返しの相手のターンに纏わざるを得ない状況にして2回目を起動し、『阿吽』最後のターンで『一閃』して3回起動する、という事です。
 ヤツハAAは『問答』で後退、『星の爪』『昏い顎』により相手オーラ1かつ間合4を作ることが出来ます。

1-2.『見知らぬ世界』によるデッキ圧縮


 ヤツハAAは『見知らぬ世界』によりデッキ枚数を6枚に減らすことが出来ます。ふるよには手札2枚を持ち越せる、手札はまとめて使った方が有効という特徴があるので、デッキ枚数は手札2枚、0枚どちらでも引き切れる偶数である方が適しています。
 デッキ枚数を減らすことで『阿吽』を引きやすくなるだけでなく、手札4枚で『神座渡』をすることでデッキ全てを引き切れるので予め決まった6枚全てで攻撃することが出来ます。

1-3.対応不可、フレア奪取が蔓延る環境

 このシーズンは旗花(ホノカO/ヤツハA)といったフレアを渡さないことで負けないようにして対応不可で理不尽な勝利を狙う、今までのふるよにでは見ない理不尽な試合がまかり通っています。当然『月影落』といった大型切札は使用出来ず、『久遠の花』といった強力な対応切札も意味をなしません。

なんだこの理不尽なカードは…たまげたなぁ

 この環境で勝つにはフレアに頼らずにライフを削りきる火力として『阿吽』、通常札でライフを削りきるまでの時間稼ぎとして対応不可でも打ち消せる『彼女の自我と決意』が有効です。

2.心魂の基本構築


 通常札は『斬』と『幻影歩法』が入れ替え候補となりますが、山札1巡目を考えると『幻影歩法』がおすすめです。切札は『神座渡』以外自由ですが、おすすめは『浦波嵐』です。

3.心魂の立ち回り

3-1.『色づく世界』について


 『見知らぬ世界』を使うとおまけで手に入るのでうっかり使いたくなってしまうかもしれませんが、絶対に使わないでください。概ね後悔します。家路につくと基本敗北するのでその辺の仕様を悪用したコンボはありますが、あくまで例外なのでめすがきにあとがきします。

3-2.ゲームプラン

 心魂は環境メタ読みの2柱である特徴が色濃く出ており、実戦ではアドリブを多く含みます。ここで紹介するゲームプランは心魂の最も主張の強いプランであり、『神座渡』以外の切札が登場しません。他の2枚の切札に応じて工夫してください。

3-2-1.初手マリガン

 初手に『見知らぬ世界』が欲しいので引けていないなら3枚マリガンを行います。『星の爪』『昏い顎』が山札の底になるようにします。一緒に『阿吽』や『問答』を引いていたらその上に乗せてください。

3-2-2.一巡目の理想手

 1ターン目は『見知らぬ世界』を置いてゲーム外から桜花結晶を乗せターンを終了します。

 2ターン目の開始時、『見知らぬ世界』により2前進から開始し、間合いが8になります。『阿吽』を展開してオーラから2つ、今出たダストを1つ納めます。その後、『幻影歩法』で前進を選択間合7、集中力を2つ使って前進間合5で『問答』を使用します。ライフで受けられたら宿しを選択して『阿吽』が誘発し3-5 2/1を行います。

 返しのターンで相手は間合6かつオーラが薄くなっていて、なぜか再構成と『阿吽』でライフ2点取られてる状況になり、ライフリードを取り返すため前に出れば3-5 2/1、その場で纏ってターンを終えれば3ターン目の『星の爪』『昏い顎』で更なるライフリードと取り返しが付かないほどの差が生まれます。
 3ターン目、集中力1手札3枚になるので全てを叩き付けます。

3-2-3.リーサル

 相手のライフ6点で手札が4枚になったら『神座渡』をします。次のターン、間合2スタートで離脱『阿吽』展開『問答』宿し選択(『阿吽』3-5 2/1)『一閃』、『幻影歩法』間合4で『星の爪』『昏い顎』で全てを叩き付けます。カードの使用順や基本動作に無限の択が存在するので『昏い顎』はどこかで鏡映が揃います。これで『問答』による再構成込みで6点取れます。
 デッキに『彼女にとっての自我と決意』があるなら『幻影連携』もしくは『深淵の大口』に変換すると余裕を持ったリーサルが取れます。

3-2-4.最後のチャンス


 対応などで軽減され届かなくても最後のチャンスがあります。『阿吽』が展開中で残る事で相手の攻撃に対して対応『浦波嵐』によりオーラへのダメージを与えて3-5 2/1で追加1点取る事が出来ます。『神座渡』をするのにためらいを感じるような相手ライフでも果敢に攻めましょう。たとえ持っているふりだとしても、相手は『浦波嵐』を警戒してまともに攻撃できません。

4.めすがき

 最後に心魂のワザップ!を紹介します。『色づく世界』は旅路における追加ドローや集中力、『阿吽』の効果を1ターン引き延ばすといった効果が強力な反面、家路で引けたはずの手札2枚と2オーラ失うので旅に出たら帰る前に勝つ必要があります。

 『色づく世界』を使用した次のターン、1ドローから旅に出て集中力を貰い次のターンに手札2枚以外全て使い切ります。家路につく直前のターンで『神座渡』により『色づく世界』を未使用に戻し”旅を中断”します。これにより『色づく世界』のメリット効果だけを得て差分1.5フレアの『スカーレットイマジン』になります。
 すでに10点以上足りているのでこれに価値があるのか不明ですが対面にバレていなければ不意打ち出来ます。

『本当の後書』

 以上が心魂の記事になります。ここまで読んでくださった皆様に感謝を申し上げます。
 心魂は自分の主張を押しつけるデッキなので頭マグラピでも扱いやすいです。
 次シーズンで特に変わるカードが無いので良かったら使ってみてください。

 この記事の画像は「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から拝借しております。
URL: https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html