しいはさん は 頭マグラピ

桜降る代に決闘を、異世界ギルドマスターズなどボードゲームをたしなむ人 晩夏の決闘祭4位 桜花の大交流祭2位、完全祭2024秋の陣優勝

土下座ビートダウン社騎(ユキヒA/サリヤ)

 

2024年11月3日のオフライン完全祭2024秋の陣にて社交騎弓で優勝を果たしました。

社騎がシャキシャキしてるよ、かわいいね

 

ふるよに Advent Calendar 2024 - Adventar

 

この記事はへくとぱさん(@3422project)主催のふるよにアドベントカレンダー企画です。

 

 

Q.土下座ビートダウンとは?

A.相手に手札で伏せ【纏い】を強要し、相手の行動を抑圧するデッキ。やっていることはビートダウンだが、起きていることは脅迫性のパーミッション。ひたすらに"伏せ"て許しを請う姿が土下座している様であることに起因する。

 

 騎算鋸、騎旗算環境に突如として現れたオフライン・オンライン完全祭両方合わせて使用者1人の謎メガミ社交、なぜか1度も三拾一捨にて返ってくることの無かった謎の組み合わせ社交騎(ユキヒA1/サリヤO)について紹介します。

 

 

1.社騎の強み

 シーズン9-2にてユキヒには『かさまわし』、サリヤには『WavingEdge』と『Thallya'sMasterPiece』の更新が適応されました。

 

 ユキヒが『かさまわし』による能動的な傘開閉を行えるようになったことで、『ひらりおり』の運用方法が劇的に変化しました。

 いままでは傘を閉じたまま『ひらりおり』の納を増やしていく→傘を開いて『ひらりおり』が継続している間に勝ちきるという順当な扱い方でした。これは『ひらりおり』が完成するまで長い時間を必要とするだけでなく、『ひらりおり』に乗せる桜花結晶が不足する問題がありました。

『かさまわし』の更新により、

 ・『ひらりおり』展開+他のメガミのカード 集中力+1納4になり終了フェイズ傘を開く

 ・2/2攻撃、『かさまわし』+他のメガミのカード 集中力+1納5になり終了フェイズ傘を開く

 ・2/2攻撃、『くるりみ』+他のメガミのカード 集中力+1納6になり終了フェイズ傘を開く

 ・このまま開き続けると2/2攻撃3回分、再構成で『かさまわし』を引くと4回分

『ひらりおり』を展開したターンから2/2攻撃を行いつつ『ひらりおり』の納を増やすことが出来るようになりました。

 

 

 『Thallya'sMasterPiece』の更新によりゲーム中に使用出来る燃料が増え、結果としてRoaringで何度も集中力-1萎縮を与えることが出来るようになりました。

 これらの更新を経て、2/2攻撃をずっと発生させつつ、集中力を破壊する動きが可能になりました。1ターンに貰えるリソースは萎縮解除と2ドローになり、2/2攻撃をオーラで受け続けるには引いた2枚で伏せ【纏い】する必要があります。これが土下座ビートダウン戦術の基本になります。

 

 

 その上で2柱としてのシナジーがあります。

①『ひらりおり』後に飛んでくる全力化『SteamCanon』3/3があるので相手は常に5オーラ用意していないと、『ひらりおり』をライフで受ける事になります。

②『Roaring』による2燃焼からの3燃料回復を行ったあと、『ひらりおり』による集中力回復が発生するので切札に頼らず燃料回復が容易に行えます。

③『よこいと』『SheldCharge』は0-2、『WavingEdge』が引けていなくても当てられるようになります。『たていと』『Roaring』は違法、カス。

④1ターン目『Roaring』、2ターン目『たていと』『かさまわし』、3ターン目『SteamCanon』『かさまわし』で序盤から前進を拒否しつつリソースを溜めて『ひらりおり』の準備を安全に行えます。

⑤『ひらりおり』の0-5 2/2攻撃と間合の造花結晶の燃焼は共に開始フェイズの開始時です。ターンプレイヤーがどちらを先に行うか選べます。

 

 

 シーズン9-2現環境ではサリヤへの更新が大きく、『YAKUSHA』に変形して切札から大量の燃料を用意して【BetaEdge】で勝ちきるタイプのデッキが急増しました。しかし、サリヤの変形時は燃料無しからの全力行動で変形後も燃料2つ、『TurboSwitch』を使用すると基本動作が出来なくなるなど、隙があります。ここに『ひらりおり』2/2×2回と全力化『Steam Canon』3/3がライフに直撃しますので、変形を前提とするサリヤに対して強い主張を持ちます。

 

 相手の攻撃を捌く性能も高く、『かさまわし』と『ひらりおり』による継続的なオーラ回復能力に加え、『ひきあし/もぐりこみ』と『TurboSwitch』のステップ対応、『くるりみ』『かさまわし』による瞬間的な7オーラ、マストカウンター兼燃料回復用『OmegaBurst』と豊富な受け筋を持ち、変形せずに勝ちきるのは困難になります。

 

2.眼前構築

2-1.『ひらりおり』構築

 基本構築は火力に全部寄せた構築になります。防御は相手の伏せ【纏い】を促すことが本質になりますので、まずはこれを組んでみて対応が足らないと感じたら適量追加して下さい。

 

 

2-2.『はらりゆき』構築

 従来のユキヒOでは『はらりゆき』構築の際、手札2枚が常に『かさまわし』と『しこみび/ねこだまし』になり、対応を構えることが出来ない問題がありましたが、『かさまわし』で傘を回せるようになったことで手札を固定せず柔軟に対応を構えるタイプの『はらりゆき』構築も出てくるようになりました。

 『しこみび/ねこだまし』を持たない社交も同様に3/1を主体として対応で固めたデッキを組むことが出来ます。

 

 

3.プレイ方針

 

 『ひらりおり』を扱う上で一番問題になるのが最初の4フレアの捻出になります。山札1巡目に遠い間合で結晶を集め安全に準備を進めます。

 

・1ターン目

 先行が取れたなら問答無用の『Roaring』で集中力を破壊します。後攻は相手が山札1巡目で全力行動をしてくれそうなら直後に集中力を破壊できるので温存、そうでないなら1ターン目に使います。【前進】か【宿し】をしてターン終了

 

・2ターン目

 【宿し】つつ、『よこいと』1/1攻撃でダストを作り、終了フェイズ『かさまわし』で回収する事が目標になります。出来ないようであれば1ターン遅らせてください。

 

・3ターン目

 【宿し】つつ、『SteamCanon』1/1でダストを作り燃料回復もします。終了フェイズ『かさまわし』でダストを回収します。

 

・4ターン目

 再構成によるフレアとこれまでの結晶回収により安全に3~4フレアが用意できています。前進して『ひらりおり』を展開しながらサリヤの通常札を使用して『ひらりおり』の納が4になります。終了フェイズでかさを開いて次のターンから2/2攻撃を飛ばします。

 

・5ターン目

 2/2攻撃が発生したことでダストが出来ています。『かさまわし』を使用して傘を閉じてからサリヤの通常札を使用して『ひらりおり』の納が5になります。終了フェイズに傘を開いて再び2/2攻撃を準備します。

 

・6ターン目

 このターンは『ひらりおり』の納を増やさなくても次のターンまで『ひらりおり』が継続するので全力化『SteamCanon』をしてもよいです。増やすならば『くるりみ』を使用してサリヤの通常札を使用し、納を6にします。終了フェイズに傘を開いて2/2攻撃の準備をします。

 

・7ターン目以降

 必要な分の『ひらりおり』はおそらく足りています。傘を開いたままにして2/2攻撃を飛ばし続けます。『かさまわし』を引くと1ターン分延長することが出来ます。

 

あとがき

 大会の数ヶ月前から社交の可能性を見いだしていましたが社交の横に出来そうなメガミがなかなか見つからなくて困っていたところ、またしてもあどみぬすさんから「社弓ありそうじゃないですか?」ありました、ありがとうございます。優秀すぎる武器商人あどみぬすに足を向けて寝られません。頂いた情報のおかげで結果を残すことが出来ました。

 

この記事の画像は「ふるよにコモンズ/BakaFire,TOKIAME」から拝借しております。
URL: https://main-bakafire.ssl-lolipop.jp/furuyoni/na/rule.html